Aki Machida
Circuit Launchのエコシステムとパートナーシップ
「コワーキング・ファクトリー」

1. Circuit Launchとそのエコシステム
Circuit Launchは、エンジニア向けのコワーキングスペース兼ハードウェア・インキュベーターであり、24時間365日、設備・ラボ・コミュニティにアクセス可能な環境を提供しています。
オープンソース志向を重視し、エンジニアが低コストで試作・開発を進められる仕組みを整えています。施設内には、40年前に寄贈者によって作られた初期ロボット「Will」などの展示もあり、現在はVR環境でも紹介されています。
コミュニティはハードウェア志向に厳選されており、知的財産は利益相反管理によって保護されていますが、それ以上にコラボレーションの価値が重視されています。
ハードウェアスタートアップ向けのオフィス+機械工場を提供
「インフラ提供 ↔ 現金」のシンプルモデルで出資(エクイティ取得)はしない
■ 提供価値
試作開発
数百台規模の初期生産
量産前のブリッジ機能
■ 戦略ビジョン
小ロット製造の受託メーカーへ進化
小規模機械加工業の衰退による市場ギャップを補完
2. 入居企業と成功事例
ソフトウェア企業がハードウェアへ転換するトレンドを背景に、多様な企業が入居しています。
オークランドには約80社、マウンテンビューは手狭で25社ですが、11月を目処に3倍まで拡張予定。サンフランシスコにも拠点を設ける予定。
Silicon Valley Robotics 代表のAndra Keay氏も在籍しています。現在の入居企業は例として以下のとおり。
SY社
EVフリート向けソフトウェアから、自社充電器設計へPIVOTした
MK社
光学専門のエンジニアリング企業
火災検知ドローンや自動フォークリフト開発を推進
U.S. P社
電磁浮上による物流搬送で人手削減を実現
CY社
薄膜測定装置を開発(0.1nm精度)
約660万ドル調達
ET社(仏)
キツネ型ロボット(Mirakai / Mirakey)
病院・高齢者施設で実証済み
HB社(豪)
船体清掃ロボット
米国顧客対応のためSV進出
HDS(日)
特殊ギアをロボット向けに開発
HIB社(中)
ヒューマノイド
その他、宇宙関連ではNASA資金の月面着陸機開発企業
点検・保守用の配管内100フィート走行ロボット
ホテル向け清掃ロボット(中国企業)
ラストマイル配送ロボット
車椅子ユーザー向け外骨格(エクソスケルトン)
大規模芝刈りロボット(資金調達済)
等など
3. 施設と設備
ワークスペース
ホットデスク、専用席、個室、会議室、ポッドキャストルーム
オシロスコープなどの電子計測ラボ
はんだ付けステーション、PCB加工、ファイバーレーザー
レーザー加工機、
樹脂3Dプリンタ、ナイロン・カーボン対応機
バイオラボ(BSL-1)
病原体検知装置開発用に構築 → 他スタートアップにも活用
木工・金属加工
CNC、切断機、ボール盤、曲げ加工機
コミュニティパーツ棚
電子・機械部品などは自由に利用可能
4. 安全・運営ルール
QRコードによる安全・操作トレーニング
危険機器のみ対面チェックアウト
メンバー間の引き抜き禁止(コミュニティ保護)
Circuit Launch自体は投資を行わない(利益相反回避)(現在は)
メンバー間の投資・協業は推奨
5. 企業との連携とビジネス開発
既存R&D施設の稼働率が低い中、以下の用途が想定される:
試作開発
新規R&D
スタートアップ探索
企業スポンサーによるハッカソン
工作機械や計測器の貸し出しによる刷り込みマーケティング
6. 料金とオファー
ホットデスク:$195/月
専用デスク:$325/月
個室:$1,200/月〜
