Aki Machida
学校で教えない、数学と中国語のメリット。韓国語は簡単。
衣食住と言う必須3項目は原始時代から変わらないのですが、社会と言う組織が出来上がったときから、一般人は税を納めたり、衣食住を満たすために、まずは働いてお金儲けして、各種の支払いをしなければいけませんから、最近は職住食衣じゃないかと思ってます。
つまり、仕事して金を稼いで、
食べ物を作ったり、買ったり
屋根のあるところに住み
食べ物はちゃんと食べて
着るもの、きちんとして
ぐるっと回ってまた仕事に就くわけです。
このサイクルは、すでに2000年近くも変わっておらず、次の何世紀もこの構図は変わらないのではないでしょうか。
何が言いたいかというと、このサイクルを回す教育の在り方です。
実際、学校では沢山のことを教えてますね。
みんなでやって、楽しんで、一般教養としてひと通りの事を学びますが、アメリカで子どもたちの宿題を手伝っていたときに、本当に必要な生きる術を教えているのか疑問に思うときがありました。

まず数学から(アメリカでの話)
算数の頃から四則計算の計算式による演習はよくやらされますけれども、実社会でどのように使うか教えてくれません。
例えば100円のものを買ったら消費税が10%付くので110円になります。なんで消費税なのか、それはもうちょっと大人になってから学ぶとして、お財布に1000円札のほかに10円玉があれば、日本人なら1010円出すでしょう。これはアメリカでは成り立ちません。まず10円玉は不要ということで返されます。そして商品が110円であることから始まって、硬貨やお札を数えながら積み上げて1000にします。アメリカに初めて来たときには、この店員さんは一体何をやっているんだろうと非常に不思議に思いました。しかし、どのお店に行ってもこのようにしか対応しません。ということで、アメリカでは引き算を教えてないのだと悟っても過言ではありません。
アメリカは未だにメートル法ではありません。ヤードポンド法はとてもかりにくくて困ります。ネジやドリルのサイズの時などは8分の1インチだったり16分の3だったり64分の5だったりします。ネジのピッチも1インチに何個あるかと言う表示になっています。どうしてメトリックにならないのか、ISO標準にならないのか。本当に不思議な国です。巻き尺を買う時はセンチメートルとインチの両方がわかるタイプが便利です。
華氏も摂氏も変換方法は暗算できるようになっておいたほうが良いでしょう。氷点は32Fで沸点は212Fで180等分されています。私は常に32を引いて2で割って、1割足して換算しています。82Fが28Cという簡単な換算もあります。キッチンにはFとCの両方が出ている温度計を置いています。天ぷら180度C は356Fなので約360Fです。
車のスピードに関しては、マイルの方が実利的かもしれません。60マイル、すなわち約100キロで走っていれば、あと3マイルと言う表示が出てくれば3分と換算しやすいです。メトリックだと換算するのは結構めんどくさいですよね。
で、ガソリンはガロンです。ところが、日本の容器がメートル法になっても似ているんですね。尺貫法もヤードポンドも生活から滲み出たルールなので、面白いところで似ています。ガロンの半分は1升です。4分の1はクオートで約1リットル。8分の1はパイントで約500ミリリットル。ビールを飲みに行くと12オンスか、16オンスか22オンスを聞かれます。それぞれ350ml、500ml、720mlと、なんか日本と似てます。
風速については、日本では秒速ですが、アメリカでは時速です。風速30メートルと言われてもぴんときませんよね。3.6倍すると108キロですから、おお、すごい風だなぁと理解できるのです。アメリカでは60マイルの風と表現されますから、肌感覚ですぐ分かるわけです。
車を運転するようになると、車間を開けろと言われます。日本の高速道には白線が引いてあって、車間のガイドが出てきますが、アウトバーンのあるドイツではレンタカーを借りるときに晴れなら2秒、路面が濡れていたら3秒開けろという注意書きをもらいます。なぜか、計算すると納得です。簡単に言うと、時速360Kmは100mたった1秒です。F-1か新幹線です。180Km/hは100mを2秒です。アウトバーンのことです。日本では免許剥奪です。90Km/hなら50mを2秒です。45Km/hなら25mが2秒です。ほら、気付きましたか?教習所で、スピードの半分が停止距離だから、そのくらいの車間を開けろと習いましたよね。
アメリカではこういうこと習わないので、かなりの人があおり運転してきます。ワォッシャーで窓をきれいにすると、離れてくれます。
大谷選手の投球スピードは100マイル、160Km/hです。バッターまで18mの距離なので、ミットに収まるまで0.9秒です。人間の反応速度は約0.13秒ですが、目で見てから手が動くまではその倍の約0.3秒必要です。つまりバッターは玉がマウンドから3分の1を過ぎた辺りで狙いを定めてスイングしないとボールに当たらないのです。ですから、山本選手のように直球と変化球の投球フォームが同じで、大きく曲がるカーブは絶対に打てないのです。
自動車のハイマウントストップライトが0.5秒で点灯する白熱球から瞬時に点灯するLEDに変わったことで、5mも制動距離が縮まって、追突や人身事故が減らせると謳ったのは40年も前の話。本当に減ったかどうかは誰も調べてないと思いますが、LEDはたくさん売れました。
微積分も物理のために、速度と距離の関係として必要なんだと言うことがわかっていれば、もっと興味が湧いて勉強するのではないでしょうか。ベランダからリンゴを落とすと、地面に当たるまでの時間で、ベランダまでの高さがわかり、炸裂する時のスピードは何キロかなんて、計算すると面白いです。試してはいけません。
話が思いっきり脱線しましたが、世の中に出てからほとんど四則計算しかしないので、四則計算をもっと強力にやったほうがいいような気がします。100マス計算を暗記させる小学校があると聞きましたが、これは最強ですね。インド計算なんか及びもつきません。
今更100マスは無理だという人が居たら、5区切りの2乗くらいはすぐに覚えられます。
例えば25x 25は、ふたつの2のひとつに1を足して3として3x2=6、これに25をくっつけて625です。35なら4x3=12で1225。75なら8x7=56で5625。
という具合です。簡単ですよね?何に使うかって?家の敷地サイズやカーペットの見積りが暗算できます。
日本の工学部では一桁の平方根と20までの自乗を覚えさせられました。
円周率も 10桁まで試験に出てきましたが、社会では全く必要ありません。でも3だけでは近似とは言いにくいですね。
べき乗を習うのなら、複利による資産形成を勉強したほうが良いでしょう。72のマジックは若いうちに知っておくべきです。年率7.2%の複利は10年で2倍になります。つまり3.6%だと2倍になるのに20年かかります。14.4%なら2倍になるのに5年で済みます。VOOなどのヴァンガードSP500のETFを買えば(過去データから)5年で倍になりますので、下手な不動産投資より、よほど効率がいいことになります。どっちも売れば税金はしっかりかかりまけど。
例は割愛しますが、対数に関しても指数計算の逆算をするには重要です。TVM計算も若いうちに学べば家を買うような歳になってとても役に立つと思います。
月末になると車のセールスが盛んになります。四半期ごとは特に目標達成のための特価販売です。頭金ゼロ利子ゼロなんていうキャンペーンがあったら、最長72ヶ月のローンを選びましょう。日本では現金買いで鼻高々の人が居ますが、そんなお金があったら、VOOなどに投資します。払い終わっても元金がちゃんと残せます。
くだらないかもしれませんが、フィボナッチ級数や黄金比も知っておいて損はないでしょう。ちなみに王冠のギザギザの数はフィボナッチなのです。約150年も前の特許です。スマホ写真でも黄金比で背景を配置すると「写真上手ねぇ」と褒められます。プライスレス。
角度も時々使いますので、AppleWatchでもアナログの文字盤があると助けになります。1 時間で30度です。3人や6人でピザやケーキを分けるときに便利です。5人の時は最後の一切れをじゃんけんです。
物差しがなくても、自分の指の長さとか知っておくと便利です。手を広げれば身長と同じです。親指と人差指で円を作ると首のサイズです。ラグビー選手は例外です。ゴルフをやる人は歩幅とパターのテイクバックを関係付けてます。5歩なら5インチとか。白人とはちょっとサイズが違いますが、さっと推測がつきます。
オタクな私は名刺入れにカード型ノギスを忍ばせています。笑。東急ハンズで売ってます。フイルムの厚さを図るときに便利でした。ちなみに人差し指はとても敏感で8ミクロンのサランラップの厚さがわかります。
アメリカの大学入試一斉テスト問題によく出てくるのは、Y=aX+bの実用例です。
「弟は歩いて1マイル先の駅に時速3マイルで向かった。10分後に兄が自転車で徒歩の4倍の時速12マイルで家を出た。兄は何分後Aに弟に追いつくか。それは駅からどれくらい手前Bか。AとBを求めよ。」これは大学進学のためのSATという実力試験には必ず出てきます。弟の分はY=3Xなのですが、問題は兄の式です。考え方として、10分後に兄がゼロからスタートしたのではなく、実は10分(6分の1時間)前に随分後ろ(つまり2マイル後ろ)に居たと考えれば Y=12X-2 という連立一次方程式が簡単に出来ます。後は日本人なら楽ちんでしょう。解を分で表せればAが求められます。問題は「残りの距離」がBという引っ掛け問題ですから、罠にハマらないようにします。これがさっと出来ればSATの数学は問題ないでしょう。
算数・数学・幾何は大人になってもあらゆる場面で出てきますから、九九くらいはいつまでもしっかり覚えておきましょうね。数字に強い人は確実に偉くなります。簿記、ファイナンシャルプランナー、公認会計士の資格を持っていれば、定年に関係なく、収入が見込めます。年金を心配するより若いうちに自己投資をしておきましょう。

お次は中国語
実は最近中国語を勉強し始めたら、とても思いがけずに、古文で習った4文字熟語がとてつもなく中国人に刺さるということがわかりました。せっかく習うんだったら、北京語の発音で習えば中国語なども簡単に話せるようになると思います。何しろ普段の会話で必要とされる中国での約4000語の漢字はそのほとんどがひとつの音読み発音しかないし、1000語は日本語と同じですから、日本語と比べて圧倒的に標準化されていて、4種類のイントネーションだけ覚えれば良いのです。文章にするのも、主語がなくてもある程度通じますし、時制による変化がないので日本語の変格活用や英語のような変態もありません。こちらのサイトでも同じ事が述べられています。
イントネーションはピンインという4種のみです。英語もイントネーションが大切なので、関西弁の乗りでいきましょう。口を動かさずに話すのは日本人だけでしょう。英語同様前後左右に動かせば伝わります。後ろの人に刺さるように大きな声で話します。熱意も重要なコミュニケーションのファクターです。
逆に言うと、日本語は送り仮名によって読み方が違ったり音読みも訓読みもあるし、とてつもなく変幻自在で慣れる以外に習得する方法がない世界一難しい言語と言っても過言ではないです。また、英語は例外が多くてこれも慣れが必要ですが、文法は中国語と似ているので、日本人にとってはむしろ英語を習う前に古文漢文を中国語発音で覚えれば、中国語だけでなく英文法まで習えてしまうのです。英文に一二点やレ点を振れとは言ってません。もしかしたらそれもありかも。
なので、いつも乗っている電車の駅名くらい中国語発音できるようにしておきましょう。駅で困っているアジア人はたぶん中国人か台湾人です。「ニーシャンチューナー(どこに行こうと思ってるの)」と聞くと駅名を中国語で言ってきます。「チーダイ」は池袋。「トンジン」は東京です。簡単でしょ?

そして韓国語。
CESでも韓国勢がホールを圧倒していますが、シリコンバレーでも存在感半端ないです。政治的にはギクシャクしていますが、ドラマに、K-Pop、アニメ映画まで日本のはるか先を行っています。何しろコンテンツ半分くらい英語ですからね。英語後進国の日本は英語の前に韓国語くらい出来るようになりましょう。
韓国語はハングルの子音の種類がオデン文字と言われますが、その右側と下側は母音です。
ヘボン式ローマ字のような関係です。子音がない時はゼロ、つまりガンモの丸です。なので、30分で読めるようにだけはなります。ご存知のように「ザジズゼゾ」という発音はなく、「ジャジジュジェジョ」になります。単語は元々中国語を起源としているので、日本語と似ている単語が多数あります。文章の意味がわかるようになるのは時間がかかりますが、文章はひらがな表記と同じなので、前後の文章で理解が必要です。例えば「はしをつかう」は「橋を使う」のか「箸を使う」のかです。想像力が要りますね。
結論。母国語を発すれば、一発で即、相手の心を開かせることが出来ます。その後はポケトークのようなオフラインでも使える逐次通訳の翻訳機で良いのです。スペイン語でもロシア語でもフランス語でもドイツ語でも、挨拶と返事くらいは出来るように。数行の自己紹介できればあなたはもうヒーローです。
最後というか、本当は初めに、英語は必須です。英語話せないとバカ扱いされます。私も外資系の会社に入ってから、英語は耳で覚えました。ですので文法や冠詞は滅茶苦茶です。それでも英検準1級、TOEIC920、Duolingo120、Versant60、サイマル逐次通訳1終了です。子どもたちには馬鹿にされますけど。。。理想は耳が固まる12歳までにNativeの方からちゃんと習ってください。
とりあえず、今回はここまで。
テーブルマナーや料理や裁縫の話は別の機会に。音楽や手品も良いサバイバルスキルですが、もし皆さんの中で、中高の学校で、これは学んでおいたほうが良いよという話題ありましたら、是非教えてください。
