シリコン・バレーに来て、本物のグローバル・
イノベータになるには?
ビジネス拡大や新規事業創出のプレッシャーはありませんか?
ビジネス拡大や新規事業創出に取り組む中で、イノベーション・ジレンマを抱いているのは、あなただけではありません。
事業部から派遣されてくる方はミッションがはっきりしてますよね。でも新規事業開拓となると、有名なピッチャー・キャッチャー問題が立ちはだかります。日本側が何も受け取ってくれなければ、辛い毎日が続きます。そもそも何故オープンイノベーションなどやる必要があるのか、フジフイルム時代に学んだこと、他社で奮闘している方々から学んだこと、成功している会社、そのやり方、等などコンサル致します。
ビジネスデベロップメントは容易ではありません。私はシリコンバレーで20年、そして生涯にわたって40年間のプロダクトマーケティングキャリアを積み重ねてきました。5000億円を超えるお化け商品企画も2件ありますが、その他にも10件程度の100億円超えビジネス立ち上げがあります。成功するためには、先を行く市場動向の把握、技術開発と製造の協力、スケーリングのための資金と理解、競合他社を打ち負かすチームの戦略と世界規模の有言実行が必要です。これらの要素が揃って初めて、100億円、1000億円以上のビジネスを創り出すことができるのです。
失礼な言い方ですが、開発や研究所の方が簡単に出来る仕事ではありません。いきなりアメリカに来て気張っている方々に同情致します。
まず、成功するためには、慎重な計画立案と忍耐が重要です。自社の強みを内外から再評価し、正確かつ中立的な市場調査を行い、複数の成功事例のシナリオを作成します。不足している要素は、まず社内の他部署から補完します。外部から補完するのはその後です。社内でオープン・イノベーションが出来ないなら、社外とは無理でしょうし、言語や文化が違えば、難易度はさらに上がります。社歴が長い場合は現業のリスク排除作用で、イノベーションがいかがわしく見えてしまうのです。うまくいっている企業とそうでない企業はこちらに纏めました。
また、多くの企業が自前主義や製品中心主義に固執していますし、部門間の交流も限られているようです。成功のために欠かせないプロダクトマーケティング(PM)担当者が不足している企業も少なくありませんし、PMの認識すらない企業が多いのにも驚かされます。また、駐在員の方々には、開発や研究所の経験を持つ方が多いですが、ネットワーキング力もビジネスの成功体験も限られています。TOEIC800以下だと現地でコミュニケーションもできず、コミュニケーションできないがために文化も体得できず、いたずらに駐在期間が無くなりますので、早めにご相談いただくことをお勧めします。
シリコンバレーに進出しようとしている企業の方でも、時差さえ考慮していただければ、Zoomで対応いたします。
提供サービス:
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
私は、20年以上HPに在籍し、アジレントに移り、43歳の時に2度目の渡米をしました。7年後、50歳でスタートアップに飛び移り、2社で12年働き、62歳になっても更に富士フイルムで3年の経験を積みました。多くの成功(そして失敗・挫折・辛酸も)を経験してきたことをもとに、シリコンバレー(SV)に既に進出している企業はもちろん、SVに進出を計画している企業、SVで起業したい、または計画中の方々にリスキリングとアドバイスを提供していきます。最適な結果を最短時間で出すための支援をいたします。
現在は自立して合同会社(LLC)を設立し、ビジネスデベロップメント、プロダクトマーケティング、SVサバイバルメソッドのコンサルを中心に活動しています。以下は正式契約を結んでいる企業です。
FukuroVision(シャッターレス遠赤外線カメラのソリューションを提供する東京のスタートアップ)
Myrias Optics (高屈折率メタレンズを実現するマサチューセッツ州立大学のスタートアップ)
日本電気硝子株式会社 薄膜事業部 (大型インライン・スパッタリングによる無反射コーティングや光学フィルターの新規事業支援)
Fluid Reality (神経が集中する指先へのフィードバックを可能にしたカーネギーメロンのスタートアップ)
Inter Holdings(フードロスやロジスティックスのイノベーションを目指す真空ポリ容器を展開する東京のスタートアップ)
Idea Poke(カスタムマーケットリサーチを請け負うシリコンバレーの新興企業)
他
また、学生さんにも体験談をシェアしたくて、玉川大学の臨時講師と情報経営イノベーション専門職大学(i-U)の客員教授を引き受けています。https://www.i-u.ac.jp/people/19485/
After 40 years of business development for large US companies, Japanese companies, and startups, I decided to start my own company: Global Innovator Solutions. Currently I'm supporting Japanese companies already present in Silicon Valley, and those preparing for a new beginning here too. Also, I'm sharing my experience with college students at Tamagawa University and University of Innovation.
https://www.i-u.ac.jp.e.aon.hp.transer.com/
プロダクトマーケティングの成功例の軌跡(写真左下から右上へ)と本事業を発足するに至った経緯
HPが開発したロータリーエンコーダを、小型化し、更にリニア型にして、世界中のインクジェットプリンターに採用いただきました。初めのモックアップはユニ消しゴムをカッターで切って開発陣に提案し、そのとおりのサイズで作ってもらいました。30年経った今でも使われているということで、事業貢献度は5000億円を超えています。(ブログにZipper2成功物語を載せました)https://gloinns.com/zipper2
HPの電子部品部門はその後、Agilentになり、Avagoになり、現在はBroadcomになっています。(カタログ参照)
世界中の交通信号に、日亜化学様との協力によって、超高輝度四元系ALINGAPを採用してもらいました。赤と黄色がHPの超高輝度四元系ALINGAP。日亜化学様の青と組み合わせて、まず日本の監督官庁に提案。その後の日亜化学様の緑の開発成功で、日本以外の市場に展開しました。この話は日亜の小山様が執筆した「青の奇跡」という本に詳しく出てきます。アマゾンのリンクから購入してみてください。
高速赤外通信用のモジュール「IrDA」はソフトメーカ、LSIメーカ、競合まで含めたコンソーシアムを形成し、当時、世界一と謳われたノートパソコンにも採用されました。その後、新たなコンソーシアム「IrMC」をドコモ様と提案し、折りたたみ携帯の電話番号交換用に広く採用されました。一時はかなりの量を出荷したヒット商品でしたが、ガラケーの衰退やBluetoothの登場でディスコンとなりました。
ボールマウスを覚えていますか?CESの前身であるコムデックス1999 (April 19, Chicago)
でビル・ゲイツ氏がアジレント製の光学センサーを採用した光学マウスを発表し、ほんの数年で世界中のすべてのマウスが光学式に変更になりました。製造元であるアジア地区において、販売、納入、価格、製造品質の改善、競合対策、コピー品排除など、顧客満足を追求する戦略を徹底的に実施し、アフターマーケットとOEMマーケットの両方で独占的な地位を築き上げました。さらに、ワイヤレスマウスの開発においても、多数の特許アイデアを出願し、パートナーICメーカーと協力して、要求仕様を満たすセンサーを開発しました。https://gloinns.com/my-post1a228193
アジレントのCMOSイメージセンサ事業はパソコンカメラで大成功を収めてましたが、製品開発政策をおもちゃみたいなチープなデジタルカメラではなく、携帯カメラに変更するよう提案し、チップオンボードのカメラモジュールのプロジェクトをスタートしました。結果、欧米の携帯カメラに広く採用されることとなりました。これが現在のカメラモジュールの世界標準になっています。売上としては 1000億円を超えましたが、その先の利益率低下予測のために、事業は人員ごと競合に売却されました。このあたりの状況はBLOGに記録してあります。https://gloinns.com/sv-life
スタートアップ企業に転身し、世界初のLPD、レーザ・フォスファー・ディスプレイの開発購買に10年間携わりました。パネル関連と殆どの能動部品と生産治具を日本から調達し、ボストンの開発グループと日本のベンダーさんと毎日のように打ち合わせ、苦しい財政状況の中で3機種の新製品発表を実現しました。台湾、中国のオフショア生産にも関わり、品質問題にも取り組みました。私が関わった最後の製品は米国と中東の客先に納入され、その設置の映像例がWEBにアップされました。また、USのスタートアップでの業務や労働環境などはこちらに紹介してあります。https://gloinns.com/startup
量子ドットのナノシス社に移動後、新規事業の立ち上げを策定中、米中貿易戦争に巻き込まれましたが、日本の企業2社との共同開発契約を締結し、製造委託の初期交渉までも成功させました。このライセンス生産先である昭栄化学が後にナノシスを買収することになり、きっかけに関われたことは誇りになりました。さらに、2023年のノーベル化学賞に量子ドットの科学者が選ばれることとなり、感無量です。
フジフイルムのショールームの館長を務めながら、駐在員のビジネスデベロップメントをお手伝いするという 職務を2019年秋に頂きましたが、コロナで誰も来なくなり、閉館を余儀なくされてしまいました。そこで、3D映像を撮影し、WEB上に常設展示することで、コロナ期間中にも関わらず、VirtualVisitorはコロナ前の6倍を達成しました。MatterPortという安価なサービスを使い、成功例のケース・スタディーとして彼らのサイトに永久保存されています。
特に、コロナの3年間で、日本からの駐在員が、大変なプレッシャーを背負ってシリコンバレーに来ていることに気づき、そのメンタリティーが Forbes Japanの記事として紹介されています。 https://forbesjapan.com/articles/detail/47797
フジフイルムを退職した際に、これまでの自分の経験や知見がお役に立つのではないかと考え、独立する決意をしました。
私の奮戦記も参考になるかと思います。
はじまり編:https://gloinns.com/before-come-to-sv
着任編:https://gloinns.com/sv-life
生活編:https://gloinns.com/sv-survival
他:https://gloinns.com/blog-list
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